iPhone 7シリーズには2つの高性能コアと2つの高効率コアを搭載した新設計のA10 Fusionチップが搭載されています。ところがこの高速かつ低消費電力を実現するA10 Fusionの影響か、iPhone 7/7 Plusを使用中、負荷が高まると奇妙なシューという謎のノイズ(hissing noise)が聞こえるという多数の報告が行われていることがわかりました(9to5Mac)。
9to5Macによるとこの問題はすでに「HissGate」という名称で呼ばれていて、ソフトウェアのリストアや、重い作業を行った後などCPUに高い負荷をかけた後に発生。デバイスのCPUプロセッサの付近からノイズが発生しているようです。問題が明らかになった後、多くのユーザー現象を報告しはじめていて、ノイズを録画した動画も公開されています。
現時点ではこの問題が全てのiPhone 7/7 Plusで発生するのか、特定のデバイスでのみ発生するのか明らかになっておらず、Appleも公式な見解を発表していません。
It’s the phone equivalent of hearing the fans spin up loudly whenever your Mac’s CPU gets used to its actual potential.
— Marco Arment (@marcoarment) 2016年9月17日
著名なiOS開発者Marco Arment氏が言及するようにMacのCPUが発熱した際ファンが回転して騒音が発生するのと同様の問題が、スマートフォンでも発生する時代になったということでしょうか。今後の展開に注目が集まりそうです。